横丁「食」コラム 〜 バッファローウイング 〜


アメリカ北東部、「エリー湖」「ナイアガラの滝」という美しい観光名所のそばに、
「バッファロー」という地方都市があります(ニューヨーク州エリー郡の中心でもあります)
お世辞にも華やかとはいえませんが、すごく居心地のよい田舎町です。
管理人は学生のときに訪れました。


そこに、「バッファローウイング」という看板をでかでかと掲げた、
ウエスタン映画に出てくるような渋いお店がありました。
中は小奇麗で、女性客や家族連れが多かったです。


同店は、アメリカ料理中心の庶民向けレストラン。
早速、店名にもなっている「バッファローウイング」を注文してみました。
「バッファロー」というぐらいだから、「水牛の肉」を使った料理だと、
管理人は推測しました。
そのうえ「ウイング」だから、「肩甲骨のあたりの肉かなぁ・・・」、
「そういえば肩のあたりは、翼に見えなくもない・・・」などと、勝手な想像が膨らみます。


ほどなくして料理が出てきました。
早速、口にすると「・・・?」という感じ。
ピリ辛系のソースがかかった骨付き肉で、とても美味しかったのですが、
どうしても鶏肉のような気がしてならなかったのです。


しかし、頭の中は、群れをなして水浴びをするバッファローで一杯。
数日前にホームステイ先で連れて行ってもらった牧場には、
大きな角を持つバッファローがいて、その印象も強く残っていました。


もう、だめです。
「バッファローは、鶏肉のような味がする美味しい肉」と考えて、日本に帰国しました。



その後、社会人となり、数年の月日が過ぎ、そんなことをすっかり忘れていた頃、
「Sizzler」というアメリカ料理チェーン店に入る機会がありました。
そこのメニューに、くだんの「バッファローウイング」がありました。


そこに書いてあった内容:
  米国バッファローの名物料理。スパイシー&ホットな「フライドチキンウィング」


ふーっと、数年前のウエスタン風の店が頭をよぎりました。
「あ・・・、そうか・・・、そうだよな・・・」
と、しばらくメニューから目が離れませんでした。


食べてみたら、確かにフライドチキンです。
ケンタッキー系ではなく、日本の「手羽先」により近いかなとも思います。
誤解もいいところですが、この料理は楽しかった北米でのステイを
思い出すきっかけを作ってくれた貴重な料理です。



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