|
横丁「食」コラム 〜 ムース 〜
たまにはデザート系のコラムも一つ。 最近、お気に入りになった「ムース」についてです。
「ムース」は、バヴァロアやゼリーに比べて、日本での普及は遅れましたが、 今では両者をしのぐ人気を誇るデザートです。
ムースの特徴は、その「柔らかさ」。 スプーンですくっても、あまり手応えがありません。 口に入れても歯で噛む必要はなく、下と上顎で押しつぶせば飲み込めます。
乳幼児や、身体に障害を抱えて食べることが困難になっている方たちのために 食事を作るときには、この「ムース」の形態はとても参考になります。
なお、「ムース」は、フランス語で「泡」を意味しています。 整髪料の「ムース」は、まさに「泡」ですね。 なお、米国・アラスカ州には同名の「鹿」がいますが、とりあえず関係はないようです。
料理の世界において、「ムース」という言葉が使われるのは、 何もデザートだけに限ったことではありません。 フランス料理などのコースで、 前菜や副菜に「ムース」が出てくることは、しばしばあります。 野菜、海鮮、ときにはフォアグラなど、使われる食材も様々です。
「ムース」とは、本来、「泡」という意味なので、 そうした食感を持っている料理であれば、 デザートに限らず「ムース」と呼ばれるということですね。 ただ、それだと混同しやすいので、 管理人は「デザートムース」「フードムース」という感じで区別しています。
「デザートムース」は、ゼラチン、ヨーグルト、卵白、牛乳、生クリームが主な材料。
作り方の例:
1.牛乳を温めてゼラチンを溶かす。 2.ゼラチンが溶けたら、冷ましてヨーグルトを加える。 3.これを、こし器でこす。 4.こしたら、生クリームを加えて、冷蔵庫で冷やして固める。
これらの工程の途中で砂糖・酒類・果物などを加えて個性を出します。 何も難しいことはなく、管理人にもできました! イチゴ、ブドウ、桃、チョコレート、バニラなど、果物や甘いものであれば美味しい ものが簡単にできます。
「フードムース」の基本は、用意した材料を「すり身」にすることです。 これに塩・卵・バターなどを加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やせばよく固まります。 固まりにくい場合はゼラチンも使います(「ゼリー寄せ」と表現されることもありますね)。
使う食材の「味のバランス」が決め手なので、 素人が新しいものを作るのはかなり難しいでしょう。 もし、今までに使われたことのない材料で、 新しく美味しい「ムース」を創り出せたら、大きな自慢になりますよ。
余談・・・
「ムース」は、本当に「いつの間にか」という感じで、 日本人の生活の中に入り込んできているようです。
ここでコラムなんぞを書かせていただきましたが、 実は、管理人が「デザートムース」の美味しさに目覚めたのは、 つい最近のことです(自分でも作ってみました!)。
しかし、ちょっと考えてみると、友人・知人の中には、 食後のデザートに「ムース」を頼む人が、かなり前から増えていたような気がします。
「ムース」にも色々ありますが、 管理人は東京・目白の「風見鶏」というレストランで食べた 「フランソワーズ・ムース」というのが忘れられません。
普段は、デザートには飲み物しか頼まないのですが、 ここのセットメニューは自動的にケーキやムースを選ぶことになっているので、 上記のムースを選んだら大当たりでした。 他の店でもいろいろ食べましたが、印象に残っているのは、今のところここだけ。 別格です。
もっと食べたいところですが、 ファミレスなどではケーキ、パフェ、アイス、プリンあたりが主流。 ちょっとおしゃれなレストランでも、その傾向は同様。 洋菓子専門の喫茶に行けばありますが、 今度はタルトやティラミスにも目が行ってしまう・・・ というか、行く機会があまりない・・・
メニューに見かけたら、積極的に頼んでみます。
|