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横丁「食」コラム 〜 パティス 〜
「パティス」は、スリランカの料理の一つです。 「小さなミートパイ」と紹介されることが多いですが、 管理人は「揚げ餃子」という印象を抱いています。 日本人なら、形(半月形)を見ればそう思うはずです。 上端にしわを寄せてある包み方にいたっては、 中国人から餃子のそれを学んできたとしか思えません。
パティスの中身は、肉や魚のすりみ、 ジャガイモ(現地では、カトゥレットといいます)、各種の刻み野菜が中心で、 それを、やや厚めに仕立てた小麦粉の皮で包んで揚げてあります。 味付けにカレー粉や様々な香辛料が使われており、ちょっと辛めですが、 具が豊富なので、辛さばかりが目立ってしまうということはありません。
ちなみに「パティス」は、フィリピンでは「魚醤油(魚醤)」を意味します。 タガログ語(フィリピンの言語)の「patis」がこれにあたります。 よくお料理をされる方なら、 パティスと聞けば魚醤油を思い浮かべる方のほうが多いかもしれませんね。
「魚醤油」は、ベトナムでは「ニョクマム」、タイでは「ナムプラー」と呼ばれています。 タイ料理店などのメニューにもよく名前が出てくるので、 これらの呼び名のほうが、日本では深く浸透していると思います。
では、ここで紹介している、 スリランカにおける「パティス」の意味ですが、 残念ながら調べがつきませんでした。 スリランカでは「シンハラ語」、あるいは「タミル語」という言葉が使われており、 その辞書で調べれば分かるのかもしれませんが、 いかんせん、アルファベットですらないのでどうにも・・・(汗)
スリランカ・パティスの話題に戻ります。
パティスは、現地ではおやつ代わりに食されています。 紅茶(セイロンティー)などと一緒に食べるのが向こうのスタイルです。 しかし、日本人にとっては、こうした食べ方はあまりなじまないかもしれません。
食べてみれば分かりますが、辛めでボリュームもあるため、 日本人にとっての「おやつ」という感覚には合いません。
どちらかというと、夕食の一品、あるいはビールのおつまみのほうが適当でしょう。 居酒屋チェーンのメニューに入れたら、間違いなく人気メニューになると思います。
「スリランカ」についても、少し触れておきます。
スリランカは、インドの南方に位置する島国です。 1972年に「セイロン」という国名から改名され、現在の名称となっています。 「セイロンティー」は、日本でも有名ですね。
北海道より少し小さい程度の面積に、2000万人近くの人々が住んでいます。 日本ほどではありませんが、人口密度はかなり高いほうです。
料理は、インドの影響を受け、スパイスを使ったものが多いですが、 カレーが主食というわけではありません。 日本には「スリランカ・カレーカレー」を売り物にしている店もありますが、 カレーという言葉自体、スリランカではあまり使われていないようです。 またインドではヨーグルトが多用されますが、 スリランカではココナッツミルクが使われます。
管理人は、本格的なスリランカ料理店に行ったことがないので、 ぜひ試してみたいところです。 店を選ぶ基準としては、カレーばかりをアピールしていないところでしょうね。
余談・・・
管理人は、とあるイベントで出ていた「スリランカ料理の屋台」で食べました。 皮は厚く、表面はさくっとしているのですが、同時にしっとりとしていて、 ちょっと不思議な食感でした。
中身は、ツナ、ジャガイモ、野菜で、カレー風味がかなり強め。 普通は牛肉が入っているとのことなので、 ツナが入っているのには驚きました(これが、また旨い!)。 日本の餃子の具として、ツナを入れてみるのも面白いかも。
スリランカ人かどうかは分かりませんが、 東南アジア系の方々が販売していました。 地面に売り物が落ちていても気にしないあたりは、 日本人との気質の違いを感じました(拾って再び売っているわけではありませんが)。 |