横丁「食」コラム 〜 ピザ 〜


「ピザの原点」は、イタリア・トスカナ地方に住んでいた
エトルリア人の「丸パン」にあります。
料理を乗せるつもりで作ったパンの皿を、勢い余って食べてしまったことが、
「ピザ」という料理の始まりとされています(ローマ時代の文献で確認されています)。


この「丸パン」は、後に「フォカッチャ」と呼ばれるようになり、
ピザ生地として使われるようになっていくのです。



「ピザの基準」を定めているのは、イタリアのナポリにある「ナポリ・ピッツァ協会」
この基準は、ナポリのピザの伝統的な製法を守るためのもので、
非常に重要視されています。
その内容は以下のとおり



【ピザの基準】
1.生地は、水、塩、小麦粉、酵母のみを使用。
2.生地は手で伸ばすこと(機械は論外、木の棒などもダメ)。
3.窯の燃料は薪・木屑(素材は樫かオリーブの木)、そして必ず窯の「床面」で焼く。
4.周りは固く、中央は柔らかく焼くこと。
5.トッピング:
   トマト(サンマルツァーノという種類)
   オリーブオイル(エクストラバージンなら尚よし)
   チーズ(モッツァレラ、パルミジャーノ、グラーナ・パダーノ、ペコリーノの粉末なら
   いずれもOK)
   バジリコ(ナポリで愛用されているから、らしい・・・)



ピザの分類:
現在、世界各地で様々なピザが売られています。
国によってそのスタイルは様々ですが、あえて分類をするとすれば、
以下のようになりますでしょうか。


イタリアタイプ:
生地が薄い
のが特徴。
イタリア人はピザを一人で食べるため、
日本の宅配ピザのような分厚い生地は都合が悪いようです。
基本的に、トッピングも味もあっさりしています。


シカゴタイプ:
アメリカ及び日本ではもっともスタンダードなタイプ。
いわゆる「ピザパイ」です。
生地の周囲が厚くなっているのが特徴で、深皿のような形になります。


ニューヨークタイプ:
テイクアウト式
のピザ。
生地はイタリアタイプのように薄くされ、6枚〜8枚に切られています。
「ナポリ式」と呼ばれることもあり、欧州ではメジャーなものです。
最近、日本のパン屋で、こうしたタイプのピザを販売するところが増えてきました。


日本のタイプ:
生地の厚い「シカゴタイプ」が主流。
生地の薄いイタリアタイプも流行りだしており、「クリスピー」「パリッとした歯ごたえ」
などのキャッチフレーズを耳にしたことがある方も多いでしょう。


ただ、最大の特徴はトッピングの豪華さ
先述した「ピザの基準」は影も形もありません。
イタリアでは日常食ですが、日本では「ちょっとしたご馳走」と捉えられているので、
ボリュームを出す必要があるのです。
一人で円盤一枚を食べるのではなく、家族や友人と囲むのが日本式なので、
それもピザが豪華なものとなっている一因でしょう。



日本で、初めてのピザのお店がオープンしたのは昭和29年のこと。
ニコラス・ザペティというアメリカ人が、東京・六本木にて営業を開始しました。
もちろん、この店は現在もピザ専門店として活況を呈しており、
上野、新橋にも展開中です。


以後、じわじわとピザが広まっていき、
今ではたくさんのピザ専門の宅配サービス業者が現れるまでになっています。


ピザと言えば、アメリカでの変遷も興味深いところですが、それはまた別の機会に・・・。



余談・・・

皆さんは、「お店のピザ(テイクアウトも含む)」と「宅配ピザ」の
どちらを多く食べるでしょうか?


管理人は、高校生のときにピザ食べ放題の某チェーンに行って腹を下し、
それ以来、あまり店で食べることはありません。
カプリチョーザなどのいわゆるイタリア料理屋に行っても、
ピザを注文することはほとんどありません。
誰かが注文したものを1〜2枚つまませてもらうことはありますが。


いきおい「宅配ピザ」が多くなるのですが、これは業者によって味に差がありますねぇ。
家族ともども、色々なところを比較してみましたが、
結論としては「パン(フォカッチャ)のうまいものが美味しい」というところに達しました。
トッピングなどは、各社色々工夫していて目を惹くところですが、
パンが美味しくないとだめです。


スーパーで買える範囲の冷凍物も色々試しました。
ま、あれは腹ふさぎ程度ですね。
ネットショップで美味しそうなものを注文してみたいとも思っているのですが、
どうもスーパーにあるものの味が頭をちらついて、いまいち踏ん切りが付きません。



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