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横丁「食」コラム 〜 トムヤムクン 〜
「トムヤムクン」は、タイ語です。 単語を一つ一つ見ていくと、、「トム=煮込む、ゆでる」、「ヤム=辛味付け、あえる」 「クン=えび」を意味しています。 つまり、「えびの辛煮込み」といったところでしょうか。 日本で「煮込み」と言えば、醤油か塩。 唐辛子などで「辛く煮込む」のは、あまりない調理技法ですね。
また、レモングラス、バイ・マクルー(ライムのような香りの葉)といった 香草を豊富に使うのも大きな特徴。 これが独特の酸味を加えます。
ただ辛いというわけではなく、「ココナッツミルク」も入るため、まろやかさも出ます。 辛さ、酸っぱさ、まろやかさのブレンド・・・タイの食文化の奥深さが垣間見えますね。
もちろん、「クン(えび)」以外にも、色々な食材で応用ができます。 「プラー(魚類)」を入れれば、「トムヤムプラー」になります。
「トムヤムクン」は、世界3大スープの一つにも数えられている有名料理でもあります。 「辛い・すっぱい・まろやか」という三つの味が混ざり合う独特のスープ。 世界のスープに推される理由も分かります。 ちなみに、残り二つは、中国の「ふかひれスープ」と、フランスの「ブイヤベース」です。
「タイ」は、中国の雲南から移住してきた民族が創り上げた国。 チェンマイを中心とした北部地域は、ビルマ(現ミャンマー)の 侵略を受けたこともありますが、大国に植民地化されることはなく、 独自の文化を築き上げることができました。 そうした歴史がこうした独創的なスープ、ひいては世界に冠たる「タイ料理」を 生み出す源となったのでしょう。
余談・・・
数年前、東京・新宿のとある店で、まともなトムヤムクンを食する機会がありました。 とにかく辛いのなんの・・・。 甘み・酸味も含め、色々な味と香りが混ざっているのはよく分かりましたが、 辛さが目立ちました。 味噌汁のお椀の半分ぐらいの量でも、ようやく飲みきったという感じです。 もちろん、汗もかきました。
旨い → もう一口! → でも、辛い・・・ → 旨い・・・(以後、繰り返し)
飲んでるときに考えることといえば、こんなところでしょうか。 ある意味、夢中になっているんでしょうね。 一緒に行った友人たちも、一様に無口でした。
もちろん、どの店でも辛さは調節してもらえるはずなのでご安心を。 管理人は、4段階中、上から二番目に辛いもの(三つ星つき)を注文しました。 しかし、これは、初心者としてはかなり無謀だったようです。 しかも、他の料理を全部食べてしまった後で飲んだものだから、 ごまかしがきかなくなってしまって・・・
慣れていない方は下のほうからチャレンジしてみてください。 なお、中継ぎで、「ラッシー」を飲むと辛さがかなり沈みますよ! アジア系の料理店ならメニューにあるところも多いので、試してみてください。
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